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 まず最初に、1番ゲージという言葉から説明します。
 鉄道模型の大きさは、ゲージで表す場合とスケールで表す場合と2通りあります。ゲージというのは線路のレールとレールの幅、つまり軌間のことで、スケールというのは車体の縮尺のことです。1番ゲージというのは軌間が45ミリメートルを表しています。本物の鉄道は標準軌間が1435ミリメートルですから、1435ミリメートル÷45ミリメートル=31.8888……という計算になって、車体の縮尺は1/30〜1/32となります。

 しかし、ややっこしいことに軌間45ミリメートルの線路に異なるスケール、つまり縮尺が1/20.5〜1/24の模型が走る場合があります。その理由は、本物の鉄道には標準軌間(1435ミリメートル)より狭い軌間(1000ミリメートル前後)の鉄道(これをナローゲージといいます)が存在するからです。その場合は1000ミリメートル÷45ミリメートル=22.2222……という計算で、車体の縮尺は1/20.5〜1/24となるわけです。

 このように、軌間(ゲージ)45ミリメートルの線路には縮尺(スケール)が1/30〜1/32の車両が走る場合と縮尺(スケール)が1/20.5〜1/24の車両が走る場合とがあって、前者を1番ゲージ、後者をGゲージと呼んでいます。

 ですから1番ゲージという場合は模型の車両のスケールは1/30〜1/32に統一されていなければなりません。しかし、私の場合は、スケール1/20.5〜1/24の車両も混在して走らせているので、厳密には1番ゲージとは呼べないのかもしれません。ゲージとスケールについては、いろいろと難しい話もあるようですが、私は大体このように理解しています。

 つぎにライブスチームについて説明します。
 蒸気機関車の模型はたくさんありますが、ほとんどの模型は見かけだけの蒸気機関車で実際の動力には電気モーターを使用しています。それに対して、ライブスチームというのは「生きた蒸気」という意味で、本当の蒸気機関を動力にした模型のことです。ですから、シリンダーやボイラー、圧力計・水面計・安全弁、加減弁・通風弁・逆転機など実物の蒸気機関車とほとんど同じ機構をもち、燃料は石炭・アルコール・ガスなどを使用します。

 HOゲージやOゲージ(Nゲージでも!!)でライブスチームの機関車を作っている方もいますが、一般的には1番ゲージがライブスチームに適した最も小型の模型となっているようです。1番ゲージライブスチームの場合は、燃料としてアルコール・ガスを使用する場合が多く、人間が乗って運転する場合はほとんどありません。

1番ゲージライブ機関車を手に入れるは?

(1)完成品を購入
 日本のメーカーではアスターホビーワダワークスで販売しています。外国のメーカーは完成品販売が多いようです。主な外国メーカや製品についてはSmall Scale Live Steamをご覧ください。

(2)キットを購入し組み立てる
 日本のメーカーではアスターホビーワダワークス、外国のメーカーではイギリスのRoundhouse社ぐらいしかありません。やはり、ひとつひとつの部品を精度をもたせて生産しなくてはならず、かなりの技術力が要求されるから、メーカーも限定されるのかもしれません。 

(3)購入した完成品あるいはキットを改造する

(4)購入したキットを使いながら、部品の一部を自作して組み立てる
 外国のライブスチーマーの間では、これがかなりさかんなようです。製品化されたキットを完成させるだけではなく、部品の一部を自作しながら完成させていくという面白さがあります。

(5)スクラッチビルド、つまり金属素材を設計図に従い工作機械で加工し部品を自作し組み立てる
 これがライブスチーマー、いえ私の究極の夢です。